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レミリア「まぁ、そんなところね。咲夜との直接的な関係はないにしても、過去に自分と因縁があった者と同じ名前だったから驚いたってところでしょう」
鈴仙「でも、それくらいのことで師匠が敵の前で動揺するなんて珍しいことかも」
レミリア「まさか、もう忘れたの?あんた達が永夜異変を起こした理由が何だったのか」
鈴仙「忘れる訳ないじゃない。月からの使者が姫様を連れていけないようにするためで……あっ!?」
レミリア「ふふふ、どうやら気付いたようね」
鈴仙「いるはずのない月の都の住人と同じ名前の侵入者だったからそれに師匠も驚いたのね!」
レミリア「そう。本物の月を隠した自らの術式に絶対的な自信のあった永琳だからこそ、月の都に関係性のある名前を聞いて、思わず過剰に反応したってわけ」
鈴仙「……すごい!私すら気付かなかった師匠の心境をここまで読み解くなんて」
レミリア「私にとってはこれくらい晩飯前よ。だけど、これはあくまで仮説の一つに過ぎないわ」
鈴仙「え!?……仮説ということは他にも何かあるの?」
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