210人が本棚に入れています
本棚に追加
教室に戻った俺は、智也とともに昼食をとった。
でも、俺は手早くすませ智也を残して教室を出た。
まぁ、智也に、どうした?って聞かれたけど、うまくごまかした。真理も、俺の方見てたけど何を言うでもなく…。きっと妖の気配に気付いてただろうから、そっち系だろうと思ったんだろうな。
俺はそのまま屋上に向かった。俺の学校では屋上に行く奴は少ないから、きっと誰もいないだろう。
扉を開け、屋上に足を踏み入れる。やはり誰もいない。ずっと視線と気配はついてきていた。ここなら、それと対面出来るんじゃないかと思って来たんだけど…。
辺りを見回すけど、変化なし。暑い中、静かに弱い風が吹いたくらいだった。
あんまゆっくりしてると5時限目の時間になっちまうしなぁ…。
最初のコメントを投稿しよう!