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厄介な奴だったら、それはそれで大変だけど…。
そんな事を思っていたら、急に何処からか声がした。
「あなたが光でいいんだよね~?」
その声は、木の枝を伝って屋上に降り立った。
その声の、視線の、気配の主は…
黒猫。
そう、1匹の黒猫だった。
俺は、その猫をぽかんとした顔で見ていた。
なんだ?こいつ。
そう思った瞬間、黒猫は白い煙に包まれ、その中から現れたのは動きやすそうで、かわいい感じの格好で、猫耳、尻尾を付けた女の子だった。だいたい俺と同じくらいの歳だろうか…。
じゃなくて‼
「なんだ⁉」
俺が言うと、女の子はニコッと笑って答えた。
「私~?猫娘。」
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