・其ノ二 ~学校~

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厄介な奴だったら、それはそれで大変だけど…。   そんな事を思っていたら、急に何処からか声がした。   「あなたが光でいいんだよね~?」   その声は、木の枝を伝って屋上に降り立った。 その声の、視線の、気配の主は…       黒猫。       そう、1匹の黒猫だった。   俺は、その猫をぽかんとした顔で見ていた。   なんだ?こいつ。   そう思った瞬間、黒猫は白い煙に包まれ、その中から現れたのは動きやすそうで、かわいい感じの格好で、猫耳、尻尾を付けた女の子だった。だいたい俺と同じくらいの歳だろうか…。 じゃなくて‼   「なんだ⁉」   俺が言うと、女の子はニコッと笑って答えた。   「私~?猫娘。」
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