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「それにしても、光…」
翠が俺に真剣な様子で言ってくる。
「あ?」
俺が聞き返すと…。
「その、熱心な妖はまた明日くるんじゃないか?頑張れよ~。」
翠は急にのんきに笑いながら俺に言った。
仮にも主が困っているのを助けようと思わんのか、こいつは…。いや、俺よりめっちゃ長く生きている年上?なのはわかるが、仮にも主だぞ?
ケラケラと笑っている翠をちらっと睨み、俺は制服を着替え、机に向かって妖や術に関する書物を読み出したのだった。
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