・其ノ六 ~来訪者~

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言い忘れだけでなく、毎度毎度色々と… 父さん、あの母さん怒ることもなくよくやってられる…やっぱあののほほんとした性格のおかげか…?   とにかく、俺も今までも色々と妖の事では悩まされて来てるし…大変さはよくわかるし…。   以前から交わされていた約束となればしかたない…。   「とりあえずわかった。部屋は2階に空いてるとこあるし、そこ使ってもらうことになるから。」   俺がそう言えば、響は少し安心したかのように言う。   「よかったよ、ありがとう。じゃあ、よろしくお願いします師匠。」   そう言って頭を下げる響。 初めは、女子が騒ぎそうなカッコイイクールな感じのやつかと思ったが、そうでもないようだ。
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