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「あれ?覚えていてくれたんですか?^^」
一年のくせに身長が180はあるであろう赤髪が思いっきり笑顔で言った
「てめ…たける、なんかしたんじゃねーだろうな?あ?」
隣にいた同じ学年の奴らが後輩であろうそいつを睨む
てか…はやく体育館に行ってくれ……。
「なんもないっすよ…ただちょっとからかっただけですって^^」
なんか…早くこの場から去りたいっと思った
「…それにしても鍬兎先輩昼休みは逃げましたよね?」
「は?…お前らが勝手に仲間割れしてただけだろっ…。」
「馬ー鹿、たける……おめーには10年はえーっつーの」
連中の間で笑い声が広がる
「おい。時間がねーんだ…はやく行け…」
少し怒って言ってみると、ピタリと笑い声が止んで、連中がこっちを見てきた
「っ…な、なんだよ…」
「鍬兎ー…そう怒んなって……。かわいい顔が台無しだよー?ん?^^」
「キモいこと言ってんなっ…いいからはやく…」
その男達は地べたに座っていた腰を上げるとこっちに歩み寄ってきた
「そんなにワイシャツのボタン開けちゃって…誘ってるしか思えないよな鍬兎?」
連中の不気味な笑いに…なんか寒気がして…距離をとろうとしても…足がうごかなくて……
そうしてるうちに1人が壁に手をついて逃げれないようにしてきた…。
「なぁ…どっからいじって欲しい?」
「…っ。」
「そんな怯えんなよ…鍬兎、かわいぃ………おっ?」
「お前らはー…こんなところで何してんだー!!」
体育科のがたいのいい先生が何故か此処に来た
と、同時に連中は逃げようとするけど…結局みんな捕まって、大人しく集会へ連行されて行った
「河井…あきら君がお前のことを心配していたからさがしにきたんだけど…良かったな」
「え?あ、ありがとう…ございます……」
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