気持ち

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「おいおい伯父さん…自分の子供に手をあげるなんて恥ずかしいな、あんた…。」 伯父の手を亜槻が掴む 「馬鹿か…自分の子供なんて思ったことは一度も無い」 「っ………は?」 亜槻が伯父を睨む 「正直に言ってやる…憂兎。俺はお前のお母さまが持ってる兄さんの金が目当てで結婚をしたんだ」 伯父はかわいた笑いをうかべて、そう言ってのけた その光景に誰も何も言えなかった……。 「はい、おつかれ〓^^☆」 あきらが手を叩く 「亜槻君も、もうその手離していいよー^^☆」 「もういいのか?^^」 亜槻は伯父の手を離す 燈磨は溜め息をついた 「伯父さん…今のは全部聞こえてたよ^^☆」 あきらは後ろの手から携帯を見せる。画面は通話中だった 「まさかっ…」 「そのまさか★後ろ見てみなよー^^」 みんな伯父の背中の奥をみる 道路脇には一台の白い車がとまっていた 「高そうな車だね〓♪^^」 「あ、あれは…お母さんの…」 憂兎が目を見開く 「なんであいつが此処に…」 伯父は動揺を隠しきれなかった 「全部こっちの作戦だよ♪ね、あんちゃん^^」 …そういえば…あきらが今日の朝……調べることある。って言ってたけど…もしかして…… 「…わるいがちょっとした好奇心であんたのことを調べさせてもらった」 「なに!?」 「そしたら結構面白いことがどんどんわかってなぁ…」 燈磨はあきらが調べたものを伯父に見せる 「これ、あんたがいままで笑えないくらい犠牲にしてきた人や会社だ…」 「…。!?」 「すごい量だよな」 すると車の閉まる音がして高いヒールの音がこっちに近付いてくる .
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