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「お母さん…」
憂兎母は憂兎を優しく抱きしめる
「ごめんね…憂兎。」
すぐにその手は離され、燈磨は持っていた紙を全部渡す
伯父は何も言えず固まっていた
一枚いちまいゆっくり目を通して母は伯父を見据える
「あなたは最初、憂兎をしっかり面倒を見るって言いました…。でも、今のは何?」
「…っ。」
「毎日憂兎のことを楽しそうに話していたのも嘘だったんですね!?」
「違うんだ…これは…!」
「何が違うのっ?夫を亡くしたばかりで一番最初に優しくしてくれたのも…全部、お金の為で…。自分のためでしょ?」
紙を持つ手にさらに力が入る
「…別れましょう。」
「今…なんて……?」
「私はあなたと別れます。憂兎と会社は自分でなんとかします」
「…そんな、無理だ……。」
「あなたはもう要りません」
憂兎母は燈磨達に振り返るとお辞儀をした
「あなた達のおかげです。ありがとう…感謝仕切れないぐらい…」
「いいえ〓^^ちなみにいまのは録音させてもらったから、警察に届けるなりマスコミに渡すなり好きにして下さい★」
伯父は動くことが出来なくなってた
「し、しかし…。私を逮捕するならお前たちのしてきたことも全部知られることに…」
「ご心配なく、父には既に了解を得ていますので。」
「それにいままであなたと関わってきた人達もみんな、あなたが捕まるなら構わないって言ってましたよ^^★」
「何…!?」
「それほどひどいことをしてきたのかなぁ?^^☆」
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