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急いで屋上のドアを開ける
「っ……。……?」
……そこには地べたに座っている、電話を掛けてきた本人がいた
え?……なんなんだ…?
てっきりもう柵の奥の方にいるのかと思った……。
いや、べつにそんな早まったマネを願ってるわけじゃないんだけど……
「っおい…」
荒くなった息を整えながら、地べたにあぐらで座るそいつをみて声を掛ける
「…―。」
「…?」
何故かそいつはニコニコしながら振り向いてきやがった
「先輩…本当に来てくれたんですか?^^」
俺の見間違えでなければ……………元気…そう…?
意味がわからない…なんなんだ?どーゆーことだ?
今、目の前にいるのは今日一日ずっとていたウザイ姿だった
電話の声を聞くかぎり、今にも死にそうな声をしてあんなことを言ってたのに…。
「どういう意味だ…?」
「…。」
そいつはニヤリと笑った
「先輩って見かけによらず人が良いんですね~vV惚れ直しました^^」
その言葉を聞いて確信した……。
ハメられた…これは罠だったんだ…。
……こいつの目的は何なのかよく分からないけど…
…こんな変な手を使ってわざわざ呼び出したんだから…ただで返す気はないみたいだ…。
一年生のそいつが近寄りながら話しかけてきた
「…そういえば先輩って、俺の名前知らなかったでしょ?」
…なんだ急に…。…そんなの興味なんかないけど……。
「俺の名前、たけるっていうんですよ^^覚えてくださいね?」
そう言いながらそのたけるって奴は一歩ずつ近づいてきた
…なんとなく嫌な予感がする………。
「…知らねーよ…。何もねーなら帰るぞっ…!」
捕まれた腕をはらうけど、力は向こうのほうが強いのか……ふりほどけない
「ダメ…帰さない。」
…その冗談とはとても思えない真剣な眼差しにおもわず顔をそむける
「…鍬兎先輩…こっち向いて……」
耳元で低くかすれた声で囁かれる
それよりも気づいたら…いつの間にか自分の背中がドアにおされていた
「意味わかんねーっ…//!いいから、離…………っ?!」
顔が……近い…。
違うっ……これは……
「んっ……や…」
何故かたけるにき、きき…キ、ス…をされる
しかも何故か無理矢理舌が入ってきて
……気持ち悪いっ…!
…必死に手を振り払おうとするけど、たけるの力が強くてやっぱり無理だ……。
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