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あきらside-------------------
まぁミシンつかってたし…決して嘘じゃないからね
「マッサージしてあげようか?^^♪」
「は?…なんだよ急に……」
「気遣ってあげてるんだよ^^」
「…。」
「そんなに警戒しなくてもいいのに^^♪」
「だってなんかお前、いつもより黒い感じだし…」
「ははは^^何それ★」
だけど…
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「…ミシンを片付けた人から帰ってください。先生は用事があるので、最後に教室を出る人は電気を消して鍵を閉めてください」
放課後。
珍しく補習をしてる
「…。」
「…。」
「……。」
「……はやくしてよ^^」
「す、スミマセンっ‥。」
台数が少ないからペアになって、交代で使うことになってる
昨日のこともあって佐々木は、かなり警戒していた
どんなに警戒しても逃がさないけど★
「違うよ佐々木君^^ここはこうだよ…」
見るに見かねて、やさしく教えてあげる
「……あ、ありがと」
「いえいえ^^早く終わらせないと帰れなくなっちゃうからね★」
「…s、そうだな……^^;」
ぎこちないけどやっと笑ってくれた
そうやってどんどん気を緩ませてればいいよ★
「はー……やっと終わった…」
「お疲れさまー^^☆」
「あきらのおかげだ^^」
「ふふ^^じゃあ早く片づけしないとね」
「結局、俺たちだけだな…。」
他のみんなは既に帰宅していた
ミシンを乱暴に片づけてる佐々木は、何かに気づいて、その手をはやめる
やっと気づいたみたい‥。
2人だけのこの空間が危ないことに
念のため、ドアの鍵をかける
『ガチャ』
音に気付いて、佐々木はこっちをみる
「…な、なんで閉めてんだ…?^^;」
「だってぇ、逃げられたら困るもん^^★」
「…;。」
一歩ずつ近づいて行く
.
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