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長い式も終わって、教室に行って指定された席に座る
「はい‥じゃあ君たちの担任にあります。林です」
中年のどこにでもいそうな先生だった
左隣を見ると…さっきの………
「あのー‥さぁ…」
「っ…?」
話しかけるとビックリした顔でこっちをみた
「ゴメン…びっくりした?^^;」
「い、ぃぇ‥。」
聞こえるか聞こえないかぐらいの声で応える
「その怪我って、この前‥俺がぶつかっちゃったときの?」
「これですか…?ち、違いますあのー‥あの後走ったら転んじゃって」
ドジだなぁ‥。不思議と想像できる
それより…俺のこと覚えててくれたのか
まぁあんだけつよくぶつかっちゃったら当たり前か…
「……間違えてたら悪いんだけどさぁ‥」
「は、はい‥」
「会ったことあるよな?俺達^^」
「え‥//?」
「こら中田亜槻…!!初っ端からナンパか…?」
担任が冷やかしで言ってきた
クラスのみんなも何故か笑っていた
隣の子は何故か不思議そうにこっちをみる
今のがナンパか?思ったこと言っただけなのにな…。
「はーい…スイマセーン^^」
俺がそう言うと、担任はまた話しだした
「なかた‥あつき……亜槻…?」
「ん?俺の名前だけど‥^^」
「あ、亜槻…!!」
「なになに?^^;」
「っ憂兎だよ‥!!」
「へ?ゆうと…?^^;」
ん?
ゆうと……憂兎…?
「憂兎?…鈴木?」
「そうだよ‥亜槻…。」
思い出した。…てゆうかなんで忘れてたんだよ俺は‥!!!
憂兎が笑うのをみると昔の記憶が全部蘇ってきた
「久しぶりだなぁ憂兎‥元気だったか?^^」
「うん‥亜槻は?^^」
「見ての通り健康そのものだ^^」
「良かった‥。」
今日の学校が終わってさっそく憂兎と歩いて帰る
「憂兎^^」
「ん?なに?」
「相変わらず小さいなぁ‥^^」
「そ…そんなことないよ‥ちょっとはのびたもん」
憂兎はそう言うと口をとがらせた
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