亜槻・再会

5/20
3745人が本棚に入れています
本棚に追加
/1083ページ
長い式も終わって、教室に行って指定された席に座る 「はい‥じゃあ君たちの担任にあります。林です」 中年のどこにでもいそうな先生だった 左隣を見ると…さっきの……… 「あのー‥さぁ…」 「っ…?」 話しかけるとビックリした顔でこっちをみた 「ゴメン…びっくりした?^^;」 「い、ぃぇ‥。」 聞こえるか聞こえないかぐらいの声で応える 「その怪我って、この前‥俺がぶつかっちゃったときの?」 「これですか…?ち、違いますあのー‥あの後走ったら転んじゃって」 ドジだなぁ‥。不思議と想像できる それより…俺のこと覚えててくれたのか まぁあんだけつよくぶつかっちゃったら当たり前か… 「……間違えてたら悪いんだけどさぁ‥」 「は、はい‥」 「会ったことあるよな?俺達^^」 「え‥//?」 「こら中田亜槻…!!初っ端からナンパか…?」 担任が冷やかしで言ってきた クラスのみんなも何故か笑っていた 隣の子は何故か不思議そうにこっちをみる 今のがナンパか?思ったこと言っただけなのにな…。 「はーい…スイマセーン^^」 俺がそう言うと、担任はまた話しだした 「なかた‥あつき……亜槻…?」 「ん?俺の名前だけど‥^^」 「あ、亜槻…!!」 「なになに?^^;」 「っ憂兎だよ‥!!」 「へ?ゆうと…?^^;」 ん? ゆうと……憂兎…? 「憂兎?…鈴木?」 「そうだよ‥亜槻…。」 思い出した。…てゆうかなんで忘れてたんだよ俺は‥!!! 憂兎が笑うのをみると昔の記憶が全部蘇ってきた 「久しぶりだなぁ憂兎‥元気だったか?^^」 「うん‥亜槻は?^^」 「見ての通り健康そのものだ^^」 「良かった‥。」 今日の学校が終わってさっそく憂兎と歩いて帰る 「憂兎^^」 「ん?なに?」 「相変わらず小さいなぁ‥^^」 「そ…そんなことないよ‥ちょっとはのびたもん」 憂兎はそう言うと口をとがらせた  
/1083ページ

最初のコメントを投稿しよう!