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あずさは目が真っ赤になっていた。
どうやら泣いていた様だ。
しかしあずさは俺達を見つけるなり、笑顔になった。
そして…
『まいど!
北田愛、17歳やで。
私かわいいやろ!』
突然の意味不明な自己紹介。
しかしインパクトは十分で、松井はすっかり愛ペースに引き込まれた。
ん?
愛って誰やねん!
確かあずさやったよな?
俺は混乱して愛にそこを突っ込んだ。
すると笑いながら、愛はほざいた。
『あんな怪しい所で本当の名前言う訳ないやん。
アホちゃうん。』
どうやら俺の手に負えるタイプの女ではないと、この時俺は思ったのだった。
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