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あんまり笑っちゃいけないと思い、にっこりと腕時計を彼に見せながら自分も見た。
「‥‥‥7時30分??」
確かに時計の針は7時30分を指している。
時計止まってる‥。
あんだけプリティ-ボーイだとか言っときながら自分がプリティ-ガールになってたなんて。
いや、プリティ-はつかないか。ただのガールだ。
というか時計が止まっている事にショックを隠し切れなかった。
だってこれは‥‥
「プッ。それ素??可愛い間違いするねぇ君ッ‥というか大丈夫?何か悲しい事でもあった?」
そっと、あたしの顔を覗いてくる男の子。
余程アタシは悲しそうな顔をしていたのだろう。
心配そうな顔をしていた。
「腕時計‥‥壊れちゃってる‥」
「えッ?腕時‥」
彼がアタシに何か言いかけたその時、
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