宇宙と交信中のお客様

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宇宙と交信中のお客様

ある日、0時過ぎくらいに、20代後半くらいの一人の女性が来店されました😃 パッと見は、凄く綺麗な女性のお客様です😃 ただ、普通のお客様と違うのは、左手を上に上げた状態で入って来られた事でした。 ナイト(深夜)の時間帯の従業員数は、平日0時~閉店2時まで、ホール2人とキッチン2人😃 土日祝日は、各+1、2名です😃 この日は平日で、ホールは2人😃 僕が一人で営業を見ており、もう一人は衛生(片付け&明日のスタンバイ)を行っておりました😃 僕は早速、お客様をご案内に向かいます😃 『こんばんは、いらっしゃいませ😃 お一人様ですか?』 何やらお客様は、左手を上げたままで目を瞑り、ブツブツ言っておられます😓 『お客様? あの…お客様?』 僕が何度も呼び掛けると、いきなり目を見開き、お客様は口を開いておっしゃいました。 『この手が導く方向の席にお願いします…』
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