PrologueEpisode1

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 えっ?えーと。このパンツは完全に女物で…部長のパンツで…部長も穿いた事あるパンツで…、今、俺が穿いてる。それって、ムチャクチャエロくねーか?ヤバい、反応すんなよ、俺っ! 「まぁ約束の時間までもう少しだからそのまま楽にしてなよ。」  あ…。はい…。そうさせて頂きます。  しかし俺を見る奴らはどうかしてるんじゃねーのか?口々に「カワイイー!」だの「あゆみたん萌えー!」だの、俺は男だぞ?キモくねーのか?自分で嫌んなるぜ。 「あの…そろそろ終わりみたいですし、着替えても良いスか?」  早く帰りたい。つーか、着替えたら辞表書こう。うん。もう会社に行けないな。 「いいけどぉ。今君、動けるの?(クスクス。)」  う…。バレてる?んな筈ない!だってそんな素振り見せないように注意してたし! 「私のパンツって聞いて興奮しちゃった?一応その勃ってるの治まってから着替えた方が良いよ。周りにバレたら100%変質者だからね。」  そうですか。バレてましたか。もう何も怖いものはナイデス。俺はヘンタイデス。上司のパンツを穿いて興奮しているヘンタイナンデス。 「あー明日、新しい派遣先何件か在るから目を通しておいてね。それと、来月もコミケあるからよろしく。」
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