PrologueEpisode2

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《駅、改札口》  遅ぇ。待ち合わせは12時だろ?もう10分も過ぎてるじゃねーか。何やってんだよアイツは。つか律儀にこんな所で待ってる俺も俺だよな。先週の事がなけりゃ…いや、思い出すまい、アレは俺の中でもう封印した過去だ。 「ごっめーん。待ったぁーん?はぁはぁ…んもうっ!私の馬鹿馬鹿ぁ!(ペコリ。)」  知らない振りして良いですか? 「怒ってるう?怒ってるよねぇ?ゴメンナサイ…(しゅん。)」  うわ…鳥肌立っちまった。まだ続けるのかそのキャラ。俺の対応で楽しんでやがる。そっちがその気なら、敢えて乗ってやるぜっ! 「こぃつぅー!遅刻だゾっ!ボクのコトキライになったんじゃないかって不安になっちゃったじゃないかー!(くすん。)」 「きもい(サラリ。)。馬鹿な事云ってないで行くよ?」  うわっ酷ぇ!やっぱりコイツ殴っちゃ駄目ですか?
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