水のなかで呼吸しているような・・・

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君のなかに入りながら、外からも君にふれる。 キスをして舌と舌でお話するときも、 僕自身が君自身に包まれお話するときも、 なかに入りながら外からもふれている。 チャプチャプっと水のなかにいるときの音。 その音を聴いていると、気持ちが安らぐ。 だんだん汗もかいてきて、 全身が水に包み込まれていくような感覚のなか、 君の吐息と僕の吐息を感じあいながら、 「好きだよ」「気持ちいいよ」「愛してるよ」 と夢のような世界に浸る。 僕も君も、お母さんのなかから生まれてきたんだね。 ものすごく心地よいなかから外の世界をみてきて、 今君と、そのときの心地よいなかにいる。 チャプチャプという心地よい音がする世界のなかで、 静かに呼吸しながら手をつないで泳いでる。 生まれたままの姿でお互いを見つめ合いながら、 ただ美しい、愛おしい、ほんのり笑顔が素敵。 ときの流れがものすごくゆっくりで、 超能力で時間を止めてお水遊びしているみたい。 赤ちゃんとして生まれてきて、 赤ちゃんの姿で君とセックスして、 赤ちゃんだから感じるがままに想いを伝えて。 だから君と二人でいるときは神秘的なんだって想う。 生きてる、恋してる、好き、ふれあいたい、 余分な言葉は何一つない。 僕はすごく幸せで、すごく嬉しい。 神秘的なお話ができる君に出会えたこと、 赤ちゃんの姿で君とふれあえること。 チャプチャプという心地よい音に耳を澄ませながら、 僕は君の美しい吐息に幸せのキスをする。 ・・・チャプチャプ、癒しの音に耳を澄ませながらセックス、素敵だな・・・
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