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「ちくしょう、何だよ偉そうに。俺だってやらないといけない事があんだから…」
俺はライラからもらった朝ご飯を口に詰め込み、水で流し込んだ。
「こらっ、ダメでしょまことくん。
口に物を入れたまましゃべるのはお行儀が悪いよ。」
シエルさんはそう言って俺の頭を軽く小突くと微笑みながら付け加えた。
「何か困った事があったらいつでも言ってきてね。
役にたつかわからないけど、こんな私でもできることがあると思うから。
あと、ライラには私から言っといてあげるからやりたい事やってきなさい。これお小遣いね。」
そう言ってシエルさんは俺にお金の入った袋を渡し、みんなのところに走っていった。
シエルさんの優しさで心が暖かくなった俺はもらった袋をポケットにいれ、アラジンとアリババを探すべく気合いをいれて歩き始めた。
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