行き倒れとキャラバンの少女

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とはいえ、そんなにあっさり見つかる訳がなく、何の情報も得られないままかれこれ5時間は経過した。 途中シエルさんからもらったお金で昼ご飯を食べたが、それ以外はしらみつぶしに町の人に声をかけていった。 「くそう、こんなに頑張ったのに収穫ゼロかよ。 他に誰か声かけてない人いないかな。」 俺は疲れた足を止め辺りを見回してみた。 すると、誰も通ってない裏路地が右の方にある。 俺はすぐにその裏路地に入っていった。 (こんなところがあったんだ。誰かいるかな。) 俺は回りを見ながらゆっくりと進んでいった。 すると、一軒の屋台が俺の視界に入ってきた。 「すみませ~ん。少しお聞きしたい事があるんですけど。」 俺はそう言いながらその屋台に近づいていく。
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