ﾀﾞｲｴｯﾄ狂奏曲

目標。

三日坊主は昨日まで。
今日から…本気でﾀﾞｲｴｯﾄ！
それまでのｱﾀｼは一日五食とか当たり前に取ってました。
とにかく、お腹が空いたら食欲にまかせて食べたいものを食べてしまう。
間食にｽﾅｯｸ菓子、菓子ﾊﾟﾝ、ｱｲｽｸﾘｰﾑ…。
夜中にお腹が空けばｶｯﾌﾟﾗｰﾒﾝやｲﾝｽﾀﾝﾄ焼きそばを迷いもなく食べる。
主婦は食べ物に囲まれて生活している分、誘惑には弱い生活を送っていると言っていいと思います。
食べることに興味や執着のない人は別ですが(そういう人はまず太りません)。
ｱﾀｼ、かなりの大食いだと思ってます。
特に別腹の大きさが凄まじい。
ｱﾀｼの胃はまるでﾌﾞﾗｯｸﾎｰﾙのようです。
保育園くらいまでは、扁桃腺が腫れ、喉の痛みと熱から全く食べられないこともあったらしいですが、小学校入学と共に扁桃腺を克服し、食欲もうなぎのぼり。
もちろん体も大きくなっていきましたが。
胃の大きさも合わせて大きくなっていったのでしょう。
中学時代には体重が既に50㌔を超えていました。
Ｍ曰く
「そんなにあったように見えなかった」
そうですが、実際にはありました。
中学生なら立派な思春期。
自分のｽﾀｲﾙが気にならないはずがありません。
ｱﾀｼは小学校の時と変わらずｷｭｰﾋﾟｰのままでした。部活は吹奏楽部で毎日基礎体力作りと称して腹筋、背筋、ﾗﾝﾆﾝｸﾞなどを次々やらされて、決して食べてばかりいたわけではありません。
毎日相当な量の運動をさせられていました。
でも、全く痩せることはなかったんです。
毎日腹筋しているはずなのに、ｷｭｰﾋﾟｰ体型は全然改善されなかったし。
学校の体育で水泳の授業があるとき、水着になるのが嫌で嫌でたまりませんでした。
ｷｭｰﾋﾟｰ体型がｽｸｰﾙ水着…。
どうやっても隠しようがない。
ｽｸｰﾙ水着って、体型が目立つと思うんですよ。
ｷｭｰﾋﾟｰ体型を晒す。
周りの視線が痛い。
これは軽いいじめだ。
こんなとき、Ｍは
「何がそんなに恥ずかしいの？」
と堂々としていたんだろう。
ｱﾀｼ、中学高校時代にｽｸｰﾙ水着以外の水着を着たことがないんです。
必要なかったですから。
そのころのＭとは交流がなかったから知らないけれど、毎年違う水着を買ったりもしていたんだろうと思う。
ｱﾀｼにはどうやってもできない楽しい夏を過ごしてきたに違いない。
Ｍには、ｱﾀｼの気持ちなど分かるものか。
だからこそ、余計にぎゃふんと言わせてやりたい！
見てろよ、Ｍ！
ｱﾀｼ全然ｱﾝﾀの鼻を明かしてやる！！
45㌔になんかなれるわけない？
果たしてそうかな。