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久しぶりに昔の夢を見た。
あの夢を見た時は、必ず気分が滅入ってしまう…
(やっぱ、部活入ろうかなぁ~…)
とか、少し考えてしまった。
ただ何となくだけど、目覚ましに目をやると
…………………………………………………………………………………遅刻じゃん!!
急いで着替えを済ませ、さっさと家を出て行った。
(間に合えよ!!俺ぇ~→!!)
俺は一陣の風になったかの様に突っ走った。
(校門はまだ開いてる!)
腕時計に目をやりながら、予鈴が鳴ってない事を確認し、下駄箱へと駆け込んだ。
『ドドド…』
『ガラガラッ!』
『キ~ン・コ~ン・カ~ン・コ~ン』
何とか間に合ったようだ。
荒い息を吐いたまま、席に座る俺を見ながら
「おっはよ♪貴也(≧∇≦)」
「はぁ…はぁ…お、おはよう…蓮華」
「貴也がこんなギリギリに来るなんて珍しいじゃん?(≧∇≦)
やっぱ、部活やってないとダラケまくりだねぇ~?( ̄ー ̄)ニヤリ)」
「はぁ…はぁ…ほっ・ほっとけ!」
やたら親しげに話掛けて来るのは、俺の横の席の『凪原 蓮華(なぎはら れんげ)』だった。
こいつとは、少々腐れ縁ってヤツなのだろうか、中学の頃から同じクラスだった。
まぁ、普通に会話するようになったのは、ごく最近になってからだったけど
「そろそろ、先生来ちゃうよ?息、大丈夫?」
「何とかな…ふぅ~、俺の心配なんて何の冗談だ?」
敢えて嫌味に言うと
「まだ、息切れしてたら、貴也が発情してまっす♪と、言ってやろうと思ったのに…(`ε´)ブツブツつまんないぞ!」
鬼だ…コイツのが一枚上手だった。
こんな奴って知ったのも最近だったりする。
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