素直にI love you

3/29
前へ
/173ページ
次へ
 「クジャク、一緒に帰ろう」  「無理」  生徒会室の会長用デスクに座っている彼は現生徒会会長であられます、高等部三年理数科クジャク様です。 深い翡翠色の長い髪を後ろでひとつに纏めて、風が服たびにあのサラサラな髪が靡くと僕の心臓が高鳴る。 そして、二重瞼のキリッとした瞳に薄い唇。 本当に美形でこの学園でも大人気。 一般生徒は見ることだってできやしない。 でも、僕はそんな彼を毎日拝むことができ、しかも彼のプライベートまで知るひとよんで生徒会書記会計兼会長補佐役(自称)なのだ。 .
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加