素直にI love you

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 「ねぇ、クジャク」  「何」  まだ不機嫌だ。  「僕のこと……好き?」  寮の手前で足を止めたクジャク。 深い翡翠色の髪が風に揺れた。            「……ハクチョウ。"今"は不謹慎だぞ、その発言はな」  「え……どうして?」  「自分で考えろ」  クジャクは僕をおいてさっさと寮へ帰ってしまった。 .
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