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退屈
昨日と今日が同じに見えた
マンネリは俺の視界を曇らせ
退屈という皮を被ったその魔物は
俺の時間を容赦なく貪る
無抵抗な時間は徐々に加速を続け
魔物の成長を示してるかのようだ
歳月と共に縮まる時間の中で
月と太陽の交代だけを眺めていた
隣では水を与え続けた蕾が開いた
俺は興味がないふりをして
相変わらず空を眺めてたが
本当は雨が降るのを待ってたのさ
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