奇跡と必然

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奇跡と必然

都合のいい確率の重なりだけを     奇跡なのだと思い込む     生きている事自体     奇跡の連鎖に他ならない     過去との因果だけが     未来を繋げていくなら     俺は指先ひとつ自由にならない     吹き抜けた傲慢な風が     華奢な木葉を揺らし過ぎていく     その木葉も俺も何も変わらない     揺らされている事にすら     気付かないふりをしてるだけさ
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