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「これより、ストーム1の指揮下に入ります!」
「合流する!」
「俺も連れていってください!」
幾度と会敵しながらレンジャーチームと合流する。彼らは皆が皆、ぼろぼろだった。
恐らく、少数で戦闘をしたのが間違いだったのだろう。本部め、もう少し状況を見てもいいだろうに。
俺は生き残りを見渡す。1、2、3……17人。26人が犠牲となった計算だ。
「よし、残った巨大生物を殲滅する。総員、酸には十分注意しろ」
「り、了解」
「なあ、俺達ってEDFだよな……?なんで虫と戦ってんだ?」
「それは……奴らが脅威だからじゃないのか?」
「いや、そうじゃなくて。EDFは異星生命体との交戦を主導する組織だろ?それがなんでデカイ蟻を相手にしてんだ?」
「もしかしたらこいつらフォーリナーが連れてきたのかもな」
「やっぱりお前もそう思うか?やっぱ普通はそう思うよな」
「ああ、まあな……」
「上の奴らは何考えてんだろうな。とっとと宇宙人を追い払えばいいのに」
後ろでそんな会話が交わされていた。
だよな。俺も同感だよ。
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