4th,stage 降り来るもの ―フォーリナー<降り来るもの>―

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「仕事に行くぞ!」 「Yes,Sir!」  元気がいいねえ。命令は「地球の防衛」じゃなくて「害虫退治」なのにな。  俺は手に持っている戦闘銃を肩に引っ掛けた。今日はいつものアサルトライフルではなく、最新式ショットガン『バッファローG2』だ。  何故ショットガンかって?気分の問題だよ。察してくれ。 『本部より各員に通達。巨大生物は人間を餌としているようだ。人を喰う巨大生物の群れ。放置しておくわけにはいかん。各員、巨大生物を殲滅せよ』  いつもの無感情な声。まあ、オペレーターの人に比べたらマシか。  先日、装備開発班から渡されたレーダーを確認。すると、敵性を示す赤点がびっしりうごめいていた。しかし、よくよく目を懲らすと赤に混じって市民を示す白が見える。 「ん……?」  その時だった。 『…巨大…物が…町…入って……も…すぐ、ここに……』  一般回線からの通信。電話回線からだ。市民だろうか? 『……!助けて!助け――サー』  切れた。レーダーを確認すると白の点は消えていた。
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