4th,stage 降り来るもの ―フォーリナー<降り来るもの>―

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 俺はレーダーを仕舞うと、ショットガンのボンプを引いた。 「……ストーム1、エンゲージ<交戦>」  そっと呟く。そして……駆け出した。  飛び交う銃弾と酸液。舞い散る血飛沫。響き渡る悲鳴。 「うおおおおぉおお!!」 「弾丸をくれてやる!!」 「ひぃいい!被弾しましたぁ……!」 「敵は大きい!外すんじゃない!」  雄叫びや指令も混じる。  その中、俺は一匹の敵に側面から肉薄した。 「……ファイア<発射>」  ストックを肩に押し当て引き金を引き絞る。 「キシャアアアア……」  散弾を零距離で浴びればひとたまりもない。蟻はものの見事に上空に吹き飛び、あっという間に見えなくなった。 「あれだけ飛ぶということは、重量はそれほどでもない……か?」 「ストーム1!後ろだ!後ろに注意しろ!」  その声に慌てて振り返る。そして俺の視界に入ったのは、案の定蟻だった。 「おッ……!」  反射的に横へ転がる。と、その瞬間ビシャアア!と、嫌な音がした。 「隊長!ナイス回避です!」  続いてアサルトライフルの連射音。そして蟻の断末魔が聞こえる。
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