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敵の数は大したことは無かったらしい。すぐに付近の巨大生物は、全て動かぬ骸に成り果てた。
いつの間にかフォーリナーの円盤も居なくなっていた。
『こちら本部。敵反応の消滅を確認。総員、帰還せよ』
無線機から無機質な声が聞こえる。
「ストーム2、了解。さあ、帰って一杯やるぞ!」
まだそんな元気があるのか。ついていけないな。
「隊長、さっきの約束覚えてますよね?」
「な、なんのことだかな……」
「『一番多く敵を倒した奴には――』」
「『――何でも好きな酒を奢ってやる』でしたよね、隊長?」
「ふ、ふん!勿論だ!だが、今日の一番はこの俺だからな。残念ながら奢りはナシだな」
「た、隊長!自分は5つやりました!」
「俺は7つだ」
「自分は8つでありますが?」
「う……」
2nd,Stage 巨大生物襲来 ―襲い来る奇形生物―
完
『市街地に巨大生物が多数出現。EDFは巨大生物の危険度を低く見ている。少数部隊で会敵せよ』
次回、3rd,Stage 市街戦 ―巨大生物の隠されし武器―
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