儚き音色。

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 追い出したいのは、やまやまなのだが家族に溶け込んでしまったので今更、追い返せない。  俺ってなんて優しいんだろう……そう、別にテンションが上がってる訳じゃない。落ち着け俺。  あわよくば、ピーとかピーとか……ってなに考えてんだ俺えぇ!!  大丈夫さ。俺は、理性の塊として近所の田中さんとか山田さんとか……etc.に有名な筈。うん。俺の中でだけど。 「頭抱えてなにやってんの? これだから、ゆとりは……」  俺としたことが体が動いていたらしい。 「お前も、ゆとりだろうが……。」
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