儚き音色。

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 くだらない話を永遠としていると時計の針は、十二時を指していた。 「明日も学校だ……そろそろ寝るぞ」  俺がのそのそっとベッドに入ると、彼女が一昔前の不良のように「あぁん!?」と言って睨みつけてきた。相変わらず迫力がない。むしろ、萌……いかん。俺は、ロリコンじゃない(同い年だけど) 「寝る場所は?それと服は?嘘だけど、服がないなら、一糸纏わぬ裸でも私は、いいけど。」  あぁ、そう言えば、コイツ制服のままか。 「ベッドを譲る気は、微塵もない。服は、適当にタンスからかっぱらっていいから。」 「君、裸にちょっとは、反応しようよ。一応、私、女だからね」  実は、心臓バクバクだったなんか言うかっての。
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