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?「いったいなんなんだその武器は?」
男子「敵に教えるやつがいるかぶぁ~か」
男子はもうひとりの敵に武器をむける。
男子「………やめた」
しかし、男子は武器を下におろした。
男の子「上官殿、どうして攻撃をしないのですか?」
男の子の質問に、男子は答える。
男子「俺がこいつを倒すことはいつでもできるが、それだと灯火たちが成長しない。いままで互角に戦えてたんだ。だったらここはこいつらにまかせて俺たちは先へ進んでも問題ないだろ」
男子は笑いながら言った。
男子「というわけで灯火、その敵はお前らで倒せ。なあに、キチンと戦えてたんだろ?」
男子は倒れている敵に武器をむける。
男子「残っているものすべてで、バインドショット」
再び破裂音
すると倒れている男が金属の糸に縛られていった。
男子「さてと…いれかえてっと、じゃあそこの女性の人、この子らをよろしく~。」
そして全員が呆然としながら男子たちを見送った。
男子「あっ」
ドアの前で男子がなにかを思いだしたかのようにくるりとターンする。
男子「悪い灯火、人質がいる場所って、こっちでいい?」
灯火はこくりとうなづく。
男子「オーケーオーケー。それじゃあ今度こそ。頑張って倒せよ~」
そして今度こそ男子たちはいなくなった。
全員「「「………」」」
それでも、少しの間、全員は動くことができなかった。
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