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嵐「ああん!?テメェの頭は胸と同じで中学から成長が止まってんのか!?いつも胸胸胸胸!!たかがんなもんで毎度毎度ブチ切れやがって!!」
ポルックス「ああん?悪いかテメエ?女の子にとっちゃあ胸の大きさは重要なファクターなんだよ!!」
2人は一触即発の状態になり、互いに戦闘体勢をとった。
しかし、しばらくすると2人は同時にため息をついて武器を納めた。
嵐「止めよう…ストッパーがいない」
ポルックス「…そうだね」
2人はバツが悪くなり、頭の後ろをかいた。
ポルックス「…ねえ、嵐」
嵐「なんだ?」
ポルックス「そろそろさ…教えてくれない?」
その言葉に嵐は頭をかくのを止めた。
ポルックス「確かに今の嵐の方がいいよ?だけど…変わった時があの事件の時だから…普通だったらもっとひどくなると思うんだ。だけど…嵐は逆に保護するようになった」
ポルックスは少し悲しい表情になり、昔を思いだしながら嵐に再び尋ねた。
ポルックス「ねえ、2年前のあの事件の時になにがあったの?まさか楓……」
嵐「それ以上言うな」
ポルックスの言葉を嵐は止めさせた。
嵐「…俺が変わったことには、あいつは関係ない」
ポルックス「ならなんで?」
嵐は一息つくと、しっかりと答えた。
嵐「言うなら…風渡家の長く続いた悪しき伝統への罪滅ぼしと、俺の気まぐれだ」
ポルックスはこれ以上なにも言えなかった。
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