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それから萌月に白カラスが懐くのは早かった。
萌月「………!!(ビシッ)」
白カラス「カァ!!」
萌月が指さした方向に白カラスは飛び、まるで主人がなにを求めているのかが言葉にせずとも分かるかのように、分厚い本をつかんだ。
萌月「………!!!!(ビシッ、ビシッ!!)」
白カラス「カァカァ!!」
白カラスは主人の命令に従い、天井いっぱいまで高くはばたき、風月の頭の上に本を投下した。
風月「は?なぜぶごぉあ!?」
本は見事に風月の顔面に着弾した。
ポルックス「いや~もうこんなに懐いたんですね萌月様。まだ3日しか経ってないのに」
カストル「もうここまで懐いたなら、飼うことを許すしかないですね」
ポルックス「ちゃんと世話するんですよ。萌月様」
萌月「………!!(コクコク)」
白カラス「カァ♪」
萌月とはうれしそうにうなづき、白カラスは翼をはばたかせた。
風月「いてて…じゃあ名前を考えないとな…」
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