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翌日
風月「………」
自分の席に座ってからピクリともしない風月をクラスメイトたちは哀れむように見ていた。
もうすでに風月の身に何が起きたのかは、クラスメイトたちは知っていた。
そして時が過ぎ、教室のドアが開いた。
釈迦都「おはようございます」
それは風月にとっては死刑へのカウントダウンのように感じた。
釈迦都「みなさん夏休みはどうでしたか?風邪とかひかなかったですか?…そしてまさか、宿題をしてないなんてことはないですよね?」
その言葉に風月は反応し、クラスメイトたちは風月に十字を切った。
釈迦都「それでは宿題を集めますね~」
死刑執行
風月はあきらめた。
釈迦都「あ、そういえば」
その時、釈迦都先生がなにかを思い出して言葉を付け加えた。
釈迦都「風渡風月くんは、このあと職員室にくるように。宿題に関係する話です」
ああ…もう逃げられない。
風月はこの世の生にお別れを言った。
そして風月以外の宿題が集められていった。
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