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?「…傲慢だな」
しばらくして、男がしゃべり始めた。
?「ああ傲慢だ。あのガキ、傲慢すぎる。俺がこいつらに負けるハズないだろ?なのにまかせる?傲慢にもほどがある。まずはここにいるやつらをみなごろしにして、全員分の頭を持っていって後悔させてやる…」
灯火はできるか?と考えた。
しかし、それはできるかできないかの問題ではないと気づき、にぃっと笑顔を作る。
灯火「急に饒舌になったな。本当はそのガキに恐怖していたんじゃないの?大人のお兄さん」
その言葉を男が聞き、少しして顔を赤く染める。
?「傲慢だなクソガキ。テメェは最後に殺す。苦しませてから殺してやるよ」
灯火「傲慢傲慢って、あんたの方が傲慢だな。言葉ではいくらでも言えるよ?」
全員が驚きながら灯火を見る。
男は完全にキレた。
?「やっぱいますぐ死ね」
男は一瞬で灯火の前に現れると、剣を振るう。
それをデメテルが防ぎ、そのまま斬り合いとなった。
灯火「みんな、ちょっと時間を稼いでくれ!!」
灯火はそう言うと、目をつむって右手を前へだす。
指先をピンと伸ばしてイメージをする。
灯火(集中…集中して…)
5本の指先の前に小さな炎が生まれる。
?「させるか!!」
明らかになにかをしようとしている灯火を攻撃しようと、敵はデメテルを力でおす。
デメテル「クッ…女だからってぇ、バカにするなぁあああ!!!!」
しかし、デメテルも負けじとおし返す。
?「クソ!!」
近づけないと判断した男は、距離をとって魔法による遠距離攻撃にうつる。
御門「させるか!!」
御門は地面を盛り上げて壁をつくる。
他もそれぞれの得意魔法で灯火を守る。
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