始まり

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―アイコンタクト!     茶番開始!― 「ちッ!」 トウマはノリよく手を上げる 「ひ…ハア…一休みだ!」 オレは要望を伝える 相手に銃を突きつけるときは身勝手な要望が必要なのだ しかし、トウマは顔を崩さずに口を開く 「ふうん…流石だと言いたいが…甘いぞタクヤ!!いけシロウ!!」 そういえばシロウの姿がない! くそ、後ろか! 「ハイヤッ!」 後ろだと気付いた時には遅かった 天才肌がなせる技なのかしっかり後ろからホールドされてしまったのだ そもそもなんでコイツ、トウマに服従してるんだ… とにかく今は動けない 戦意がないことを伝えるために銃を落とそう カシャンッ 嗚呼、エアーガンのプラスチックとアスファルトがぶつかる音が異常に悲しい 「オレは抵抗する気はない…!」 ホールドされた状態で苦しく聞こえるように声を絞り出す 実際はシロウが手加減してくれてるから苦しくも何ともないんだが それでもこっちもあっちもノリノリで状況を楽しんでいる だがオレたちは忘れてた― タダクニが地面に倒れてるのを
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