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(ねぇ、圭。手つないでいい?)
(いいよ)
嫌…
やめて!!
慌てて起きあがり周りを見渡す。
現在 AM2:44
「はぁ…夢か…。」
冷蔵庫に行き水を探す。
喉の乾きを潤すと同時に、心臓の鼓動も少し落ち着いた。
「また、あいつの夢…。
最低だ…。」
まだ、囚われてる
もう、何年も前に終わった恋なのに
もう、逢う事さえないのに
圭と別れてから、12年がたっていた。
石原 圭
中学時代、私は一つ年下のこの石原 圭とゆう男の子に恋をした。
この男の子が、今だに忘れられないでいる。
お互い中学生だったせいか、体の関係はおろか、キスさえもしてない、清らかな関係だった。
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