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どいつもこいつもそのアニキがそんなに偉いんかよ?
そいつがいねぇと何もできねぇ癖によ。
その日の1日が終わり
放課後に言われた通りにジェラスという喫茶店に向かった。
その喫茶店は
よくゴロツキが溜まり場に使ってる店だから有名だった。
普通の奴は誰も近寄らないような
辛気くさい裏では何をやってるか分からないような店で
古臭いゲームセンターのゲームが何台も置いてあって
ほとんど従業員なんかもみないようなとこだった。
そこの隅で朝に柏木の弟と言っていた奴と先輩達がいた。
「アニキ アイツきたよ」
柏木の弟が俺を見つけて指を差した。
「アイツが俺の舎弟になりてぇガキか?」
「その前にアニキアイツ生意気だからシメちゃったほうがいいよ」
「アイツアニキなんて大した事ねぇって言ってたよ」
柏木の弟はあることないことをアニキにチクっていた。
「今日はうちの弟をいじめたらしいじゃねぇか」
「まずはお前を教育しないといけねぇなぁ」
柏木のアニキは中学の三年らしいがかなり体つきはよく頭ってことはあるようだ。
「先輩 俺もあんたがマジで強いか確かめたいんすよ」
「タイマンはってもらえますかね?」
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