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四月四日…
奏「ふふっ…」
シュルッ…
プチッ…
パサッ
私はそーっと服を脱いだ。
バァンッ!!
奏「琴音ー!一緒にお風呂入ろ!」
琴音「きゃぁ!!お姉ちゃん?!」
琴音がお風呂でゆっくりしている所に乱入!!
奏「背中流しっこしよう!」
琴音「もう…、もっと静かに入れないの?っていうか私もう体洗っちゃったし…」
奏「えぇ~。じゃあ私の背中流して?」
ってことで琴音が入っている湯船の水をすくって浴びる。
琴音「……まぁ、別にいいけど…」
ちょっと不機嫌そうな琴音だが、素直にタオルで石鹸を擦って泡立ててくれた。
琴音「ほら座って」
奏「わーい!」
ガシガシと琴音は私の背中をこする。
が、そのガシガシとは別の、柔らかい音がした。
ムニュッ
奏「っひゃぁ!」
琴音「…お姉ちゃん、また大きくなったんじゃない?」
奏「ちょっとぉ!」
琴音「いいじゃん、背中流してあげてるんだから。…一体何をどうしたらこんなになるの…?」
奏「ちょっ…!!マジ揉みはヤバいって…!!」
ズグンッ
んぐうっ??!
また、体に異変が走った。
体がドロドロに溶けていくのがわかる…
ハッと、腕を見ると、皮膚が剥がれ落ち、筋肉がドロドロと溶けていき、しまいには血管が張り付いた骨が出てきた。
まるで食べかけのローストチキンのようだ。
今度は左側がフッと暗くなった。
恐る恐る顔を上げ、目の前の鏡を見ると…
顔の左側が崩れていた。
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