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「ご返答いただきありがとうございます。これで契約は成立。あなたの命を明日もらいうけに行きます」
そう言って少年は消えた。
私は白昼夢を見たのだと思った。そう思わなければ精神が崩落しそうだった。
学校で顔色が悪いと親友に言われた。
思わず泣き崩れ、ことの全てを話した。例え馬鹿にされたとしても話さずにはいられなかった。
親友は流石に親友だけあって話を真剣に聞いてくれた。
そして、そういう類の話に詳しい人間を知っていると言い、紹介してくれた。
「今日の夜から明日はこれを持って、目をつむって、絶対に動かないで」
紹介された男性はそういうと私にお札を渡し、去っていった。
心持ちはなんとも言えなかった。親友を信頼しないわけではないが、こんな程度で大丈夫なのだろうか?
しかし私にはもうこれ以外にすがるものがなかった。
いや、全てが白昼夢だった、という希望もまだあったな。と私は笑った。
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