ふること

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  ◇人物像◆  蔭人組織『刻影』に所属しながらメンバーに委託される任務は一切せず、廻間世界内に位置する森の最奥で静かに過ごす蔭人。  外界に赴くことがあってもそれは異世界各地の国や街、遺跡などの歴史や出来事を調査するぐらいでそれ故に「廻間世界の引きこもり」や「語り部ニート」など散々な言われ方をされてる男。ゆるゆるとした中性的な口調で、最初彼を女性だと勘違いした方もいるのではないだろうか。  しかしそれらとは相反して彼自身は特別な立場と地位を持つ蔭人のようで、その権限はあの廻間世界情報部機関『オラトリオ』にも意見出来る程。  穏やかかつ神秘的な雰囲気を漂わす掴みどころのない人格者であり、他人の茶化し大好きで呑気なマイペース人物でもあるもののその内はもはや悟りを開いている程にあらゆる事物に達観している。  面倒見が良く人見知りというものを全くしないが、きちんと自分と他人との間に一線引いて距離を保っているなどもちつもたれつな関係を好む。  信頼した人間は絶対に裏切らないがそれ以外は平気で己の策略の駒として使うのでオブラートな隠れ腹黒キャラ疑惑絶賛浮上中。あのダスクに匹敵する可能性も否めない。  『古言旋律序楽章術式』による言霊のような楽曲術式を使った専らの遠距離型にして回復支援型。  しかし相手の体力や魔力、果ては生命力を啜るなど厄介な追加効果のある妨害技を使えるのは勿論、全ての攻撃を跳ね返す程の強力な結界を構築することが出来る程の技量の持ち主。  そもそも放浪の人間オリキャラで一、二位を争う程の実力を持つガゼルクランを有無言わさず下界へ叩き戻したのだから戦闘が苦手な訳がない。 ワイスとは対極となる《創生と再誕》(無へ回帰からの再誕も含む)の力を持ち、また彼の能力“破戒”やそれに似た力の影響を受けない。  ワイスがラスボスなら、この男は裏のラスボスであろう。  趣味は異世界各地の国や街、遺跡などの歴史や出来事を調査すること。  大半の蔭人達と横の繋がりを持ちながらも他世界の人物達とも関わっており、特にワイスとは旧友として深い親交がある。 ネタバレ→
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