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【廻間ノ戒-壱-】
一つ、種の存在を下世より秘匿、解明を禁ず、下世に住まう個であれ、例外は在らず。
一つ、種の組す徒党は、同種であれその本質を晒すことを禁ず。また、詮索も禁ず。
一つ、種の銘を用い、下世の事柄への介入を禁ず。また、遡りての改変も認めず。
一つ、種は同種のみに力を示す。
一つ、種は同種の殺生を禁ず。
一つ、理に似わぬ破壊、殺生を禁ず。また、下世においても認めず。
一つ、下世の流れに過度の異が現界せし時、是の正常化へと努めよ。
一つ、戒束の利は王が持ち、王が認めし時に限り、戒束に反しも咎めは在らず。
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