ありえない世界

それぞれの日常

～亀～

『じゃあ、また明日連絡する』

そう言って電話を切った。
はぁ、本当に毎日忙しすぎて体が悲鳴あげそうだよ💧
こんな時は恋人の温もりが欲しいのに…。
今だに何の連絡もなく、帰ってくる気配すらない。

１時は過ぎないって言わなかったっけ？
まぁ、少し時間押すこともあるから…って思ってご飯作って待ってた。

…もう３時半なんですけど？
あ・り・え・な・い！

ばか西め！もう知らない。連絡なしなんてありえない

“もう寝る！来ないでいいから！”

そうメールを送って、仁と食べようと準備しておいた冷めたご飯を食べ始めた。

ｶﾁｬ…ﾊﾟﾀﾝ

食べおわって洗い物をしていたら玄関が静かに開いた音がした。

そおっとリビングの扉を開けて仁が入ってきた。
あえて気付かないふりしてやる！アホ西め！