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仁『た…ただいまぁ…』
遠慮がちに声掛けてきたけど。
返事なんかしてやるもんか
仁『かめ~。ただいまぁ』
甘えたって許さない!
今日こそは絶対…。
仁『ごめん。亀。彩ちゃんが前の仕事押しちゃって…開始が2時間遅れになっちゃってさ。連絡するより、早く終わらせたくって。ごめんなさい』
そう言って後ろから抱き締められた。
やっぱり安心するんだ。仁の温もり。
今日こそはっていつも思うのに…。
だめだ…また許しちゃいそう…。
亀『始まる前にメールくらい出来なかったの?』
そうだよ!2時間あればメール出来るよね?
仁『そうなんだけどさ。俺イライラしちゃってて、考え付かなかった。亀に会うのが遅くなっちゃうって、そればっか考えてて』
やっぱ、だめだぁ。
こんなに俺の事考えてくれてたなんて。
これ以上怒ってるなんてばかみたいだよな。
でも…くやしい…なんか罰与えたい。
……………そうだ!
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