694人が本棚に入れています
本棚に追加
/149ページ
確かに顔は仁なんだけど、雰囲気とゆうかオーラとゆうか……なんとなくいつも一緒にいる仁ではない。
隼『竜、お前何してんだよ!なんであいつらに追い掛けられてんだよ。』
やっぱり誰かと間違えたんだな。
俺は竜って人とそんなに似てるのか?
隼『黙ってないで、なんか言えよ!』
きょとんとしてた俺に向かって仁のそっくりさんは怒鳴りながら聞いてきた。
…人違いなんだけど。
でもなんかおもしろいから話あわせてみよ。
亀『何でか俺にも分かんないんだよ。いきなり追い掛けられたんだ』
隼『はぁ、とにかく無事で良かったよ』
安心からかやっと笑顔になったそっくりさん。
へにゃっと笑う顔はやっぱり似てるんだよなぁ。
双子の様だよ。
隼『たまたま通りかかって見つけられたからよかったけど、俺が居なかったらどうするつもりだったの?』
…竜って人はよっぽど大事なんだな。この人にとって。
耐えていた笑いがまた込み上げてきた。
もうだめ……耐えらんない
亀『あはははっ。ごめん。もう無理!』
最初のコメントを投稿しよう!