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今日は高校生活二回目の文化祭の日です。
私達は去年の人気に答えてメイド喫茶をやっています。
さっきまでめちゃくちゃ忙しかったですが、今は一段落ついてます。
?「ひなちゃん、ちょっと来てくれない?」
男の人と二人でテーブルに座っている女の人に呼ばれた。
制服着てますし、靴の色的にここの三年生でしょうか?
ひな「はい!、ご注文ですか?、ご主人様!」
?「も、萌え・・・」
女の人は鼻血を垂らしていた。
ひな「だ、大丈夫ですか!?、鼻血出てますよ!」
?「大丈夫だよひなちゃん、彼女のくせみたいなもんだからさ」
男の人はメガネをクイッてやった。
ひな「あの・・・ご用は・・・」
?「ごめんなさいひなちゃん、実は頼みがあって来たの」
女の人は鼻血を拭いた。
?「私、三年の野崎ヒカル。ひなちゃんファンクラブ部員No.1にして部長よ!」
ひな「えっ?」
?「そして僕は同じく三年の佐伯翔太。ひなちゃんファンクラブ部員No.2にして副部長だよ」
ひな「ちょ、ちょっと!、なんの話ですか?」
ヒカル「ごめんね。実は私、ひなちゃんがもう可愛くて可愛くて、ファンクラブ作っちゃったのよ。今はもう部員二十人を越えてるわ」
野崎先輩は私を見て赤くなりながら言った。
ひな「ま、まあファンクラブがあるっていうのはうわさで聞いたことありますけど・・・」
ヒカル「そうなんだ!、そんなにうわさになってきてるのね!、まだまだ会長ファンクラブやキユちゃんファンクラブには負けるけど、かなり大規模になってきたね!」
ひな「それより用ってなんですか?」
佐伯「実は今回ひなちゃんファンクラブみんなで宴会をすることになったんだ。それにひなちゃんも来てほしい」
ひな「宴会にですか?」
ヒカル「うん!、ひなちゃんが来てくれた方がみんな喜ぶし、盛り上がるだろうからさ!、それに私もひなちゃんが来てくれないと犯・・・じゃなくて盛り上がれないしね」
なんか野崎先輩から殺気みたいな物を感じる・・・。
これはかなり危険そうです。
佐伯「大丈夫、このお姉さんは危険だけど、我々がひなちゃんをこのお姉さんから命をかけて守るよ」
ヒカル「何が危険なのよ!、私だって命をかけて守るわよ!、ひなちゃんの処・・・じゃなくてひなちゃん自体を!」
やっぱり危険そうです。
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