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私はこの秋行われた、いつもは参加していない小さなコンクールに出場した。
当然、今まであれだけのコンクールを優勝し続けた私が優勝しないはずがない!
・・・と思っていた。
結果は2位。
《有り得ない・・・》
全身が震えた。
ショックだからではない。
母が・・・怖いのだ。
母は人一倍プライドが高い。
自分のプライドを傷付けたものは絶対許さない。
家に帰った後何をされるのか考えると、怖かった。
あまりの恐怖に前を向けなかった。
優勝した奴の顔なんか見れなかった。
何か話していたようだが、何も耳には入ってなんかこなかった。
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