~第1章 傷付いた鍵盤~

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  そして怪しげな笑みを浮かべ、言った。 「・・・あぁ。 もしかして怪我でもしたら止めてくれるとでも思ってたの?? 甘ったれんじゃないよ!! 今日はご飯なんか食べささないからね!!!」 《私が皆の前に出るようになってからぶたなくなってたのに・・・今回は本気で怒らせちゃったんだ。》 母は若葉が世間の人々に知られてからは怪我をしていると変に思われると言って殴るのを止めていた。 手や足だけは絶対に手をださないのは、ピアノが弾けなくなると困るから。 だから私が少しでも手や足を怪我すると怒られる。  
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