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……あれぇ……?
おかしいなぁ……?
聞き間違いかなぁ……?
「椿さん、今なんて言いました?」
自分の生死を分ける重要な発言をした椿さんに再度確認した。
「だから記録会があると言っただろう?」
……終わた……
主人公に死亡フラグって……
いや待て。
何かしら理由を作れば出なくても大丈夫なんじゃないのか?
「椿さん、これってパスできるんですか?」
頼む!
せめて椿さんは俺の味方を!!
「そうだな、水着を着用している以上、サボった者は地獄より厳しい拷問が待っているだろうなフフフフフフ」
笑顔でなんて恐ろしい事言うのこの人?
うぇーん、ヤダよ~
選択肢が地獄しかないってどういう事?
いや諦めるな!
何か方法が……
「幸助君!頑張ろうね!」
はい。すっげえ頑張ります。
「じゃあ出席番号順に入れ」
先生が指示を出されます。
出席番号順という事は、僕の出番は二回目という事になります。
神ちゃま……ちにたくないよ……
「幸助!どっちが速いか勝負だぜ?」
渡が爽やかな笑顔とともに俺に勝負を仕掛けてきた。
「オッケー、渡の勝ちでいいよ」
「よっし!俄然やる気が出て…………あれっ?」
うん、言葉の使い方おかしいんでしょ?分かります。
「よし、次の組入れ!」
その言葉で着水していく若造達。
俺も少しずつ足を侵入させていく。
半身浸かって身体がロボットのような動きへと変化していく……
あれっ?
俺悪魔の実食べたっけ?
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